いつも大人気!「Seiichiro,NISHIZONO」
西園シェフのお店「Seiichiro,NISHIZONO」(セイイチロウ ニシゾノ)。
ケーキだけでなくスイーツ全般、大阪人が手土産にしたい大阪を代表するおしゃれなスイーツとお聞きしていたのでずっと気になっていました。
お店に着いた頃は夕方で商品がほぼ残っていないほどの大人気のお店です。
ケーキと共に大人気なのが西園シェフ。
素晴らしい芸術作品を作られ丁寧なご接客、そして風貌からスイーツの王子様と呼ばれておられます。しかし王子様は殆どご自分のお店にはおられないそうです。
西園シェフはタイで9つのお店を展開されシンガポールのお菓子学校では4000人の生徒を持たれているそうです。
大阪のお店におられない理由は、アジアや日本全国、引っ張りだこのカリスマの先生でした。
西園シェフがおられない間、留守を守って美味しいケーキを作られてるシェフは、本年度パティシエ大会で優勝された腕の持ち主。西園シェフが安心して世界を股にかけられるはずです。
では心に残る芸術作品のようなスイーツです。
見た目もお洒落で、まさにドラマティックです!!
外の白い部分はWチョコと白ローズのムースで良い香りが漂っています。
上には、薄くのばしたホワイトチョコが乗ってます。
このチョコ、感動のくちどけです。
ムースの中にはラズベリーとマロンジュレが入っています。
粒粒入りの深紅の濃厚ジュレがドラマティックな物語が秘めているようです。
控えめでありながらもほのかに漂うローズの香りが五感を刺激します。
香りが体の中に溶け込んでいく感覚はスイーツでは初めてです。
一般的に高級感溢れるホワイトローズの香りは女性ファンが多いですが、まさに、ケーキを通して乙女心を鷲掴みにします。
目と口だけでなく香りで心まで満たしてくれるケーキを作られるのは人気のプロの技だと感じます。
土台はマロンペースト入りのパン・ド・ジェーヌの焼き菓子になっており三位一体、どれもお互いの味を邪魔せず、最後まで楽しめる工夫が詰まっています。
黒糖、キャラメル入りチョコレートクリームが挟まれ、チョコスポンジの生地にはキャラメルとウイスキーのシロップをしっかりと染み込ませた「オニキス」。塩気がチョコレートに入っているのは驚きです。口の中を黒糖、キャラメル、チョコと一緒に塩味も広がります。
濃厚ながら最後まで飽きない美味しさで、まさか塩味がと、嬉しい裏切りもあり非常に計算された味だと感じます。
大人気商品のヌガー。フランスのモンテリマールという街の伝統菓子「ヌガーモンテリマール」を西園シェフがアレンジ。ヌガーなので、キャラメルのような食感を想像していましたが全く違いました。サクッとした食感で、見た目もとてもお洒落!フィリングもたっぷり入っていて、粉々になった部分を食べても全体の味が楽しめます。
3本ある上の「ヌガー・フレーズ」は苺とココナッツがたっぷり入っています。フレッシュ苺の香りが広がります。中央の白い「ヌガー・モンテリマール」は アーモンド、はちみつ、ピスタチオ、アプリコットが、華やかで至上の美を競っているように見えます。見た目も美しいですね。下の「ヌガー・キャフェ」はコーヒーの香りが後引くほど口の中に漂います。甘くてほろ苦い、雰囲気が漂っています。
ヌガーは30日日持ちします。
★他にも、お洒落で上品なお菓子が沢山ありました。
こちらのお菓子なら間違いなくプレゼントにも喜ばれ、お洒落な大阪人になった気分です。
スイーツ界の王子様、西園シェフが作られます。月に4〜5日しか大阪のお店におられない西園さんが作るパフェは、予約必至の逸品でイートイン限定。予約も中々取れないそうで、予約開始日は中々電話が繋がらないそうです。
今回は4月末から5月初旬の5日間だけ食べる事ができました。次回、いつ登場するかは未定のようです。
そんな凄い西園シェフなのに、パフェなどについて質問させて頂くと、気さくに丁寧にお答えくださいました。
お洒落でテーマを持った繊細なスイーツを考案し、体にやさしい材料も考え、お客さまにも親切。やっぱりスイーツ界の王子はあちこち引っ張りだこのカリスマ的存在ですね。
美味しさの陰には素晴らしいプロの技が光っていました。
Seiichiro,NISHIZONO(セイイチロウ ニシゾノ)
住所:大阪市西区京町堀1-12-25
電話番号:06-6136-7771
営業時間:11:00~20:00
定休日:火曜日・水曜日
セイイチロウ ニシゾノ (ケーキ / 肥後橋駅、本町駅、渡辺橋駅)
昼総合点★★★★☆ 4.5