秋の3カ月間だけ楽しめる“栗蒸し羊羹”心斎橋「庵月堂」
9月1日から12月末まで、3カ月間しか食べられなく、発売前から問い合わせが殺到するという栗蒸し羊羹のお店が心斎橋にあります。
「贅を極めた栗菓子の頂点に立つ」と言っても過言ではない、老舗「庵月堂」(あんげつどう)の栗蒸し羊羹です。
場所は、心斎橋筋商店街からヨーロッパ通り(周防町通)を東に入ってすぐ。賑やかな通り沿いに建っています
栗蒸し羊羹はハーフとレギュラーがあり9月1日に発売されます。店主が吟味した最高の状態の栗を仕入れ2度炊き。一つずつ全て手作業で丁寧に仕上げられています。栗の品質を落とさないよう、産地は変わるそうです。
栗と餡の比率は、なんと2:1!!
「栗のつなぎに餡がある!」と、店主も笑われるぐらいずっしりとした美味しい栗がたくさん入っています。通常、蒸し羊羹のつなぎには小麦粉が使われますが、こちらは厳選された吉野の葛粉が使われているそう。また、庵月堂で使われるお砂糖は全てザラメだそうで、素材本来の味を壊す事なく、甘さが口に残ることも無く、素材の味が上手く生きています。
「蕎麦薯蕷」も、庵月堂の人気の逸品で近くの劇場に出演されるベテラン俳優さんも、買いに来られるそうです.
山形県尾花沢から取り寄せた最高級のそば粉と、薯蕷芋を用いた生地で包んだ北海道産大納言を使った艶のある粒あんが魅力です。完成までの作業は、想像をはるかに超えた時間をかけられているそうで、もちろん手作業で行われています。
添加物は一切加えず、自然原料のみを使用。艶のある皮に包まれた粒あんのテリと美味しさに感動の声が上がります。
庵月最中は、粒よりの北海道産大納言を用い、じっくり丹念に練り上げられた粒あんを求肥で包んだ高級最中です。他にも栗くるみ、栗入り三笠など人気商品が並んでいます。
温かい笑顔の店主の奥に潜む商品に対する強い思い。こだわりと一言では言い表せない位、材料、製法への幅広いご研鑽と熱意を感じます。老舗高級和菓子店の味を継承しつつ進化させるために日夜色んな取り組みをされ、夢を描いておられました。
冒頭の美味しさの秘密の源は店主でした。
たった3カ月しか食べる事が出来ない栗蒸し羊羹。こちらを食べたら他のお店のは食べられないという人の気持ちも実際に食べたら納得です。
栗を贅沢に使った栗蒸し羊羹とお茶で、秋の夜長をお楽しみください。
個人的な意見ですがこの栗蒸し羊羹はお茶だけでなくワインにもあいます。お好きなスタイルで今しか食べられない栗蒸し羊羹をぜひ。
御菓子司 庵月堂(あんげつどう)
住所:大阪市中央区東心斎橋2-8-29
電話番号:06-6211-0221
営業時間:平日10:00~21:00、祝日10:00~18:00
定休日:日曜日